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本日は、9月から我々の仲間になった新入社員を紹介します。
紹介と言っても、本人のプライバシーがありますから顔や、氏名は本人の希望により伏せておきます。
9月から入社したAさんは、現在25歳で若く、元気いっぱいの新人です。
面接を行ったときは、資格等を取得したばかりでした。しかも実費で。
アーク溶接特別教育、ガス溶接技能講習、JIS SA-3F 取得済でした。
「私は、溶接をものにしたい」と言われたのが印象的でした。
自ら資金を貯め、己に投資してきた彼の努力を無駄にしたくなかった私は、さっそく彼にできる仕事を探した。
数週間、客先と相談を行った結果、一社から許可をもらいました。
「経験はないが、若いから徐々に覚えるでしょう。」とあんまり期待されなかった
のが現実です。
しかし「頑張り屋」とは、まさしく彼に当てられるための言葉と思わせるほど、彼は頑張りました。
欠勤はもちろん、遅刻、早退は一切しない、休憩時間も必死に溶接の練習をした結果。製品の溶接を許してもらいました。
その調子で、一ヶ月以上頑張っていたら。お客様の親会社から彼を指名で「やってほしい仕事がある」と言われました。
私も彼も嬉しさのあまり飛び跳ねそうでした。
11月下旬頃から3分程度のUT検査対応の溶接を任せられるようになり、親会社に「玉掛と クレーンがないと少々不便です。今の彼は一人でも作業ができてしまうが、製品を反転や移動ができない以上、一人工として数えられない。資格を取らせてください。」と言われました。
これはつまり、3ヶ月程度で彼は親会社に必要とされるほどに腕を上げたのです。
評価すべき努力の結果です。
さっそく資格取得に向けて動きました。
実は今回の新入社員はフィリピン人です。妻の紹介でした。
そして、どんな外国籍の方でも一度はぶつかる壁があります。有名な言葉の壁です。
Aさんは話すことはできるのですが、読み書きは絶望的です。
よって、日本語で試験を受けることは無理でしょう。
そして、2022年から外国籍が資格の講習を受けるとき、事前にN4合格書の提出が要求されるようにもなりました。
N4とは、日本語能力試験の「N」と、レベルを表す数字の省略です。
日本語能力試験は、数字が小さくなるにつれて難しくなりますから。「N4」と聞いて大したことないと思う人も多いでしょう。
ですが、違います。
英語なら、どこの国もある程度は勉強するでしょうけど。日本語を勉強する国など、少なくとも、私は、聞いたことないです。
聞いたことない言語を片言覚えたあなたは、資格取得に挑戦しますか?
Aさんは今、そんな状態です。
そんな我々に救世主が現れます。
岐阜県各務原市にある株式会社那加クレーンセンターです。
ここでは、ポルトガル語、ベトナム語、英語、タガログ語などの言語に対応した講習が受けられます。(詳しくは、リンクを貼っておきますので見てみてください)
しかもこれだけじゃないです。週末講習も受けられます!
さっそく12月17,18、24と25の4日間に予約申込をします。すべて土日です。
そしてめでたく26日から工場ルール説明を受け、正式に親会社に常用契約を結ぶことができました。
Aさんが持ってきてくれた幸運なお仕事です。
したがって、給与を見直し、取得した資格と可能になった仕事の量に見合った給料を支払います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
下に那加クレーンセンターのリンクを貼っておきますので気になる方は見てみてください。
https://www.nakacc.co.jp/index.php